Pythonの環境構築の備忘録

Python

Python3.8インストールに関連して、以前行った私のPythonの環境についてのメモを確認したので備忘録として。

今回言いたいこと

●AnacondaでMacにインストールしていたPythonを改めてHomebrew(pip)でインストールし直した事について、その理由と顛末。

●下記で紹介した本「エキスパートPythonプログラミング」によると、いい選択をしていた様だと言う事。

と言う事で、元々の環境から。

元々の環境

当時読んでいたPython本に習い、Anacondaをインストールして使用していた訳です。
自分が使う程度の作業については特に問題は感じていなかったし、色々なライブラリが最初からインストールされている、と言う事で安心感がありました。何より書いてすぐ実行でき、書き直すことも簡単にできるJupyer notebookは便利に使っていた次第。

状況の変化

その後、以前ブログに書いた様にUdacityをメインで受講する様になっていました。
Udacityではサイト上で解くか、.pyの拡張子のファイルにPycharmで書き込んでTerminalで実行する事がほとんど。
Jupyter noteを使う機会が減っていきました。
Pycharmの補完機能に惚れた、と言う事もあるかも。

そうこうしている内に、Udacityのコースの中でTwilioのPythonライブラリをインストールする必要が出てきました。
何度か試したものの、上手くインストールができない。困った。

外部情報を調べていくと、Condaでのインストールで失敗した人を多く目にしました。おそらく皆さんも目にした事があるに違いない。
pipとcondaでは共存できなかったり、という事も関係しているのも知れない。

ぶっちゃけそのコース上そこまでTwilioをイントールする必要は無くて、コースの内のコードを書いて実行する一つの体験ができない、と言うだけの話でした。

しかし、当時調べるのに疲れてきた、と言う事もあり、今後の事を考えた場合に相性が悪いライブラリが少なくないならひとまずcondaは使用しない方が良いんじゃないの?と言う気持ちにどんどんなっていった。疲れって怖いですね。

冒頭で書いた通り、もともとAnacondaを入れていたのは、読んでいたPython本で勧められた事、様々なライブラリがすでに入っているから便利な事、Jupiter notebookが便利という事でした。

しかし、今は教材はUdacityメインだし、使いたいライブラリがインストールできない方が困るし、Jupyter notebookは現状そんなに使っていないし、と言う事でAnacondaにこだわる理由がほとんどなくなっていた。(蛇足になるが、Jupiter notebook は単体でインストール可能だった事を後で知った。)

環境を再構築

という事で、Pythonを入れ替える事にしました。

参考にしたのは下記ページ。情報共有感謝。

Anaconda3をmacOSから完全にアンインストールする方法

まずAnacondaのアンインストール。 Python3 もAnacondaも.pyenvの下に全部あった。 当時の事は覚えていないが、きっと.pyenvで入れていたのだろう。 すっきりと全部消すことにする。

$ rm -rf .pyenv/

見たら複数のAnacondaが入っていました。バージョン違いか、良く分かっていない初心者が下手に何度も入れちゃったんだろうな、と反省。
削除後容量が結構空いたのは思わぬ副産物。

バージョン管理については、Macを使用している事もあり、見た記事の中で一番評価が安定している様に感じたbrewを今後は使う事にした。

で、実行。

brew install python3

む、こんな警告が出た。

Warning: python 3.7.4 is already installed and up-to-date
To reinstall 3.7.4, run `brew reinstall python`

さすが自分、Anacondaと別に同じものを入れていたのかも知れない。
とりあえず、言われた通りreinstallの指示を出す。

brew reinstall python

こんなメッセージが出たのでメモ。
*バージョンが付いていないsymlinksの保存先
*Homebrew版python2.7をインストールするなら”brew install python@2″で、と言う事
*python packageは”pip3 install <package>”でインストールできる事。
*詳細の記載されたHomebrewページのURL。

Python has been installed as
  /usr/local/bin/python3
Unversioned symlinks `python`, `python-config`, `pip` etc. pointing to
`python3`, `python3-config`, `pip3` etc., respectively, have been installed into
  /usr/local/opt/python/libexec/bin
If you need Homebrew's Python 2.7 run
  brew install python@2
You can install Python packages with
  pip3 install <package>
They will install into the site-package directory
  /usr/local/lib/python3.7/site-packages
See: https://docs.brew.sh/Homebrew-and-Python

入った様なのでバージョンの確認。
ちゃんと入った様だ。

$ python3 -V
Python 3.7.4

場所の確認。
こちらも想定通りの回答。

$ which python3
/usr/local/bin/python3

めでたくpython2と同様の場所にpython3が入りました。

続いて、pip3でvirtualenvをインストール。

ん?virtualenvはなんで入れたんだっけ?
備忘録の元のメモに何も書いていない。
Twilioをインストールするのに必要だったのかもしれないし、仮想環境を作るに当たって早晩必要になるから、と言うことだったのかも知れない。
当時の自分の気持ちの詳しい所までは分からないが、今も使っているから良しとする。

pip3 install virtualenv

Twilioをインストール

やっとここでTwilioのインストール。
書きながら今回の話の発端がTwilioのインストールだった事を失念していた。

と言う事で、準備ができた様なので、改めてtwilioをpip3でインストール。

$ pip3 install twilio

あっさりインストールが完了した。

pythonを立ち上げてちゃんと入っているか確認。

>>> import twilio
>>> print(twilio.__version__)
6.29.2

あっさり終わった。
やはり標準に近い方式で入れると楽な様だ。

情報を共有して下さっている皆様に感謝。

最近買った本。
Pythonに詳しい方が作り込んだ本というイメージで、これは自言語の日本語で買った方が良い一冊。リフロー型なのと相まってとても使いやすい。環境の事まで記載して下さっているのでとても参考になります。
この本によると、Pythonの最新パッケージの取得にはPyPA(Python Package Authority)が推奨する様にpipコマンドを使うべき、との事。
今回のブログで使ったHomebrewはMacのパッケージ管理システムであり、このHomebrewを使用してPythonをインストールする分にはpipが使われているので、今回の方法で間違ってはいないものと思われます。感謝。この理解自体が間違っていたらご指摘頂けると嬉しい限り。
今まで自分が見ていたビギナー用では余り見かけなかったのですが、実はリフロー型の日本語Python本は結構出ていた様です。紙の本が急に値上がりしているので今買うなら確実にKindle本の方がお得です。 って紹介文長っ!

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