改憲勢力、参院3分の2超 与党で改選過半数
http://www.nikkei.com/article/DGXKZO04682410R10C16A7MM8000/
参議院選挙が終了しました。
当選した方おめでとうございます。これからよろしくお願いします。
今回の参議院選挙は、頑張っていた皆様には申し訳ないですが、盛り上がりに欠けた選挙だったのではないでしょうか。
理由の一つには、てっきり大きな争点の一つだと思っていた改憲について、双方のしっかりした議論がされなかった様に感じた所が大きかったのではないでしょうか。
「アベノミクスが成功かどうか」は、一番のトピックにはなっていたものの、専門家ですら賛否両論有る話です。
野党も「成功してない」とか言っても何か明らかな証拠を出せるわけでもなく、ただのイメージの話に終始してしまいました。
そんな話は我々一般人の居酒屋談義に任せて簡単に触れるだけにして、今後の「具体的」プランをもっと言って欲しかったんですが、そうならなかった事もあり、結局党のイメージで決まってしまった、と言う事ではないでしょうか。
> 参院での憲法改正の発議には定数の3分の2(162)が必要だ。衆院ではすでに与党が3分の2を得ている。
> 改憲に前向きな自民党、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党の3党と、「加憲」を掲げる公明党の4党を合わせた改憲勢力の参院の非改選は計84議席。日本経済新聞の取材では、非改選の無所属らのうち、少なくとも4人は改憲に前向き。162からこれらを引いた残り74を改憲勢力の4党が上回ったため、3分の2を超えた。
そんな選挙戦でありながら、一応改憲勢力が2/3以上の議席を獲得したとの事ですが、改憲についてもう少しトピックになってほしかった気はします。
現状、与野党共に議論が尽くされたとはお世辞にも言えないですよね。
とは言え、改憲の話は叩き台案等現物を持ち寄って進めないと、今の共産党が主に行っている様な観念論との争いになってしまう事でしょう。そうすると、ただ無為に議論が停滞してしまい何も進みませんので、それを避ける為の戦略、と言う事かも知れません。そういう意味では正解かも。
自民党だけで2/3を超えたわけではない点は良かったでしょう。憲法改正の発議に4党&無所属も含めた2/3が必要なので、深い議論を期待しましょう。その話し合いを見た上で、ある程度納得して国民投票に挑めると理想的ですね。今後日本の政治がどの様に進んでいくのか注目していきましょう。
今年18歳~20歳になった事で初めて投票をした皆さん、ご理解頂いていると思いますが、選挙とは期限前投票を一回して終わりじゃありません。政治家の皆さんの活動を見つめながら、出来るだけ自分で考えて選挙と付き合っていける様にしましょう。と言うのは普段の自分に対する自戒の念も込めた締めです。
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