スーパーにて
先日スーパーで、
大漁だった&雨で客足が鈍っていた為
安売り になっていた 宮城県産天然マグロ 中トロ。
「雨だからもしかしたらセールになっているのでは?」と買い物に来ていたわたしは早速購入。日本酒で頂きました。
しかし、思ったほど中トロとしての感動が少かった気がする天然マグロ中トロ。
マルタ産養殖マグロ(上)と宮城県産天然マグロ(下) 色合いから全然異なります。
天然と養殖の違いは何?
もしくは飲み過ぎだったのか?を含め、
自分の意味を確認したく、
少しマグロについて調べて見た。
養殖マグロはコッテリ系
近大の養殖成功で最近よく見かける養殖マグロ、
と思っていたら、いわゆる 「養殖」 のマグロはずっと昔からあったようです。
従来の 「養殖」 マグロとは、天然の幼魚、成魚を捕獲したのち、いけすで太らせて出荷されたマグロ。
これに対して近大のマグロ養殖は、
クロマグロの完全養殖
人工ふ化した仔魚を親魚まで育て、その親魚から採卵し、人工ふ化させて次の世代を生み出していく技術。
これにより天然資源に頼らず、すべてのプロセスを人工下で育てることが可能になります。
だそうです。
世の乱獲に対抗する現在唯一にして最高の技術!
今更ですが凄い!
ですが、
今日の趣旨からはずれる為、一旦横に置かせて下さい。
\(・_\) (/_・)/おいといて
養殖マグロはコッテリ系なんです
繰り返しになりますが、従来のいわゆる 「養殖」 とは、
獲ったマグロをいけすで太らせて出荷する事。
天然マグロは、計り知れないほどの距離を季節によって移動し成長するのに対し、養殖(蓄養)マグロは直径20~30メートル程の定置網で囲まれた養殖場をぐるぐると泳ぎ、エサを与えられながら育ちます。 そのため、どうしても赤身部分が少なくなり、脂身が多いトロ部分がたくさん取れるのが養殖マグロの特徴です。
むしろ全身がトロとも言えます。
一言でいえば、養殖マグロは“メタボマグロ”。捌くと脂分が多く、全身がトロのような印象。
確かにマグロの養殖物を買う際、
赤身を買っているのに中トロ風の色合い、
脂っぽさのが多かった気が。
要するにメタボマグロだったわけですな。
天然マグロはあっさり系だが味わいで勝負
対して天然マグロ
ざっくり過ぎますが、
まずは自分が買った宮城県産天然マグロとは、
マグロの中でどんな位置付けか?
宮城県はマグロの水揚げトップクラス
全国のマグロ漁船の基地になっている塩釜港は、生マグロの水揚げ量が日本一の港です。
塩釜に限らず、宮城県には3つの特定第3種漁港(気仙沼、石巻、塩釜)を含む142の漁港が集まっています。
多分色々な基準があったり、年によって波はあるんでしょうが、
日本では宮城県、静岡県、高知県がマグロの水揚げトップクラス。
と言う事で、宮城県産マグロ、メジャー校(港)から来たと言っても過言ではありません。
ええ、ここのロジックが無茶な事は承知の上です。
と言う事で、天然ものとして妥当な商品だ、
と言う事は分かりましたが、
さてその天然ものに付き物の旬は?
日本の旬 魚のお話
脂の乗る冬が旬といわれているが、2歳ぐらいまでの90cm以内のものをメジと呼び、春先から初夏に獲れるメジも鮨ネタとして逸品である。
冬が旬だが、近海物や若魚は夏から秋にかけてが旬。
結局冬も夏もどっちも旬かい!
ちなみに「メジマグロ」はクロマグロの子供です念のため。
あっさりした味わいが特徴のマグロです。
まとめると、トロの脂身こってり感を天然物で楽しむには、脂の乗る冬が良い。
しかし、若いメジマグロ、「近海物」の大人のマグロ等、あっさり目の味わいを楽しむには、春先から初夏にかけても良い。
と言う事でしょうか。
「近海物」 の位置づけが少しグレーな気がしますが、とりあえずそういうことで。
確かに、メジマグロに限らず、大人のクロマグロでも5、6月頃の夏のマグロの 「味わい」 を押す人もいらっしゃいますが、そういう方の主張の根拠には値段とのバランスも入っている事が多い気がします。
純粋に味の話だけではない様な。
最終的には、自分の舌で確認した方が良いでしょう。
ちなみに、日本のマグロ漁は毎年5月頃から開始されているそうです。
<塩釜港>クロマグロ昨年より1カ月早く初水揚げ 高値活況「幸先いい」
日本有数のマグロ基地、塩釜市の塩釜港に18日、今シーズン初めてクロマグロが水揚げされた。
昨年より1カ月早く、市魚市場は仲買人らの掛け声で活気づいた。
と言う事は、あっさりながら深い味わいを楽しむ嗜好を持つ層も一定量以上もある、と言う事でしょうか。
もしくは、5月頃のマグロ漁は加工品用なんでしょうか。
その辺りの事情をご存知の方がいらっしゃったら教えて頂けるとうれしいです。
ともあれ、今日の結論としては、
また機会があれば、もう一度試してみたい。
今度は「味わい」を確認しよう、という事になりました。
またの機会を楽しみにしながら。
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