東京都受動喫煙防止条例が加熱式たばこに骨抜にされる件

東京都受動喫煙防止条例について新聞に記事が結構出ていました。

日経新聞

東京都の受動喫煙防止条例、どんな影響?

 

朝日新聞

都内84%の飲食店で禁煙、加熱式は分煙容認 都条例案

 

毎日新聞

受動喫煙防止条例案 ほぼ骨子案通り提案へ

日経新聞の記事

従業員を雇っている飲食店は、面積や規模にかかわらず原則屋内禁煙になる。基本的に店内でたばこを吸ってはいけないが、煙を完全に遮断したブースの中なら喫煙できる

さらっと喫煙所(煙を完全に遮断したブース)設置とか言っていますが、そこはその喫煙所を掃除する施設従業員の為にも流さず突っ込んで欲しい所です。

ですが、それ以上に流せない点があるのにお気づきでしょうか。
どの新聞も似たような事を言っていますが、必要な所だけ抜き出してみました。
日経新聞は無料会員が見られる部分ではなく、有料会員しか読めない部分だったので、権利関係を気にして引用は止めておきましたので、朝日新聞と毎日新聞から。

朝日新聞

加熱式たばこは健康被害が明らかになっていないとして、罰則を適用しない。
加熱式たばこ専用の喫煙室も認めたうえで、飲食もできるよう骨子案から緩和した。

毎日新聞

唯一の変更点は、加熱式たばこを巡る喫煙室内での飲食の可否。(中略)条例案では加熱式たばこ専用の喫煙室内で飲食を可能にした。
国の規制案に合わせたほか、規制緩和を求める業界団体の声に応えたという。

え?

加熱式たばこは健康被害が明らかになっていないとして、罰則を適用しない。

条例案では加熱式たばこ専用の喫煙室内で飲食を可能にした。

規制緩和を求める業界団体の声に応えたという。

え??

加熱式たばこは健康被害が明らかになっていないとして、罰則を適用しない。

条例案では加熱式たばこ専用の喫煙室内で飲食を可能にした。

規制緩和を求める業界団体の声に応えたという。

我が目を疑ってしまいました。

昨日のエントリで見ていた東京都のHPの受動喫煙防止条例の開示資料では、加熱式たばこについては一言も触れていませんでした。

東京都受動喫煙防止条例(新設)で守れる人と守れない人

ですが、ネット上の新聞記事では日経新聞、朝日新聞、毎日新聞で加熱式たばこについて触れられています。

にわかには信じがたいのですが、これは一体本当の話なんでしょうか。

ハフィントンポストにも同様の記事がありました。

加熱式タバコは「分煙の喫煙席」なら食事OKに。都が受動喫煙防止条例案で方針転換【UPDATE】

新聞記事では触れられていませんでしたが、ハフィントンポストの記事は、加熱式タバコは危険性にも触れています。

 

とりあえず加熱式たばこの扱いについては本当の事として、反論しておく必要がありそうです。

元々加熱式タバコについては、約130の医療関係の専門学会が加盟する「日本医学会連合」もリスクがあるとして警鐘を鳴らしていました。

加熱式たばこも「健康に有害」専門医が警鐘

ニコチンやその他の発がん性物質を含むことに変わりはない

ニコチンなどの有害物質の量と健康へのリスクは正比例しない。 加熱式たばこのエアロゾル(霧やもや)の中にも、ニコチンなどの有害物質は含まれている

まず、有害物質はニコチンに限らないですし、そのニコチンなどの有害物質も、それ自体の量とリスクの間に正比例の関係はないのです。

もしフィリップモリスの主張ニコチン90%減が正しくても、だからといって90%リスクが低減される訳では無いのです。
ここはむしろ吸わない=0、吸う=100の0対100の関係で捉えた方が良いでしょう。

世界禁煙デーと禁煙週間で考えてみた


私の先日のエントリでも、加熱式タバコにはまだまだ明かされない危険性があり、フィリップモリスのIQOS(アイコス)がアメリカでは普通のタバコとしか認められていない、と言う事も指摘しました。

加熱式たばこは健康被害が明らかになっていない、

というよりは、むしろ安全性が明らかになっていないのではないでしょうか???

それよりなにより、

加熱式たばこは健康被害が明らかになっていない

って、昔それタバコの時同じ事言ってませんでしたっけ?

そんな事言って野放しにしている間に、受動喫煙で人が死んでいった訳です。

日本では受動喫煙が原因で年間1万5千人が死亡

状況とリスクを考えた場合、

安全性が確認できるまでは販売を許可しない、もしくは、タバコと同じ扱いとする

のが本当に都民の事を考えた対応ではないでしょうか。

東京都受動喫煙防止条例(仮称)の 基本的な考え方で述べられています。

1.目的 ■ 受動喫煙の健康影響を未然に防止し、都民の健康の確保を図ること

目的は、たばこ産業の利益の確保を図る事ではない事を切に願っております。

加熱式たばこに要注目

今後の加熱式たばこについては、日本医学会連合の記事中の

喫煙者側が『たばこを吸っている』という認識なしに利用する可能性があるため、これまでの紙巻きたばこ以上に、周囲への健康被害に対する警戒が重要

と言うご意見に賛成です。
これからは加熱式たばこの動きに注目です。