痛ましい事件
目黒では痛ましい事件がありました。
5歳の女の子の反省文など、記事の詳細を見ればみるほど、やるせ無い気持ちになります。
ネットでは、父親、母親がク◯だなんだと言われています。
確かに、この父母は、残念な人達なのかも知れません。
しかし、被害者の少女が亡くなってしまった今、それを言っても何も変わりません。
逆に、この父母をバッシングする事で国民が変にやり切った感を感じてしまい、肝心の「じゃぁどうすれば再発を防げるのか」という所に全くスポットライトが当たらない事を懸念します。
また、怒りのやり場に困った方達なのでしょうか、児相に電話攻撃をしている人も沢山いるようです。
しかし、ただでさえ人が少ない所に電話攻撃をされてしまうのはそれはただの妨害行為です。
児相が更に回らなくなってしまい、更に子供が救えなくなる悪循環になってしまうので、今すぐ止めて頂きたいです。
後、Twitterで見かけたのですが、『通告です』と言えば児相が必ず動くと言う情報。
恐らく、今まで周知されていなかったからこその情報ですが、拡散され過ぎて皆が「通告です」と付けだすと児相がパンク間違いなしです。
この方の本意は続いてつぶやいたものだと思います。
できるだけ人と人が関わる事が大事で、本当にやばいと思ったときだけ「通告」した方が良いと思います。
お互い節度ある利用を心がけましょう。
と、我々の心構えが分かった所で、じゃぁどうすればこの類いの痛ましい事件が起きないようになるのか、残念な親が居なくなるのか、と言う事を考えてみたいと思います。
まず、悲しい事実ですが、残念な親というのは尽きる事が無いでしょう。
どんなことでもそう、規則やルールで人は縛れません。
〜したらダメ、
〜しないように
〜子供を愛そう
など言っても通じない人には通じません。
そして、時代が変われば、いろんなタイプの残念な親は生まれてくるのです。
むしろ世間のニュース等を見た上で勉強し、より巧妙に児童を虐待する親が出てくる事でしょう。
と言う事で、無駄な時間、労力を使う前に、残念な親はこれからも居続ける前提で、セーフティーネットを整備する事に重点を置いて欲しい。
今あるセーフティーネット、児相は今回どのような役割を果たせていたのでしょうか。
今回の目黒の事件について、こちらに詳しく調べてくださっています。
「パパ、ママいらん」でも「帰りたい」 亡くなった5歳児が、児相で語っていたこと
見ると、基本的に児相の皆さんはとても頑張ってくださっていたと思います。
とは言え、指摘されている様に、香川県と東京都の連携について課題があるといえます。
担当者は「すぐにでも本人に会って確認をしてほしい。指導措置は4日に解除になっているが、指導を積極的に続けてほしい」と伝え、数百ページあった2016年8月からの全記録を送付した。
しかし、その後2回ほど「ケース移管でしたか?情報提供でしたか?」と問い合わせがあるなど、すれ違いが見られた。
連休が明けた2月13日、県が品川児相へ確認の連絡を入れると「信頼を築くにはまだ時間がかかる。警戒されてしまった部分がある」と伝えられた。
という所から見えるのは情報引き継ぎの難しさです。
効率的に児相間で情報、意識が共有できるシステムが必要と思います。
もしかしたら子供、家族のプライバシーを気にする人も居るのでしょうが、プライバシー云々も生きていればこそ。
国の予算はそういうところにこそ使って欲しい。
子供は国の宝なんだから。
マスコミもモリカケの様な本質的に意味のないことではなく、この件において香川県と東京で検証した結果何が分かったのか、今後何が必要なのか、そう言うことこそ手間暇かけて追って欲しい。
それこそ意味のある記事だと思う
と、まとめようとしていた所、
永江氏のブログで解決策が!
拝啓 小此木八郎国家公安委員会委員長殿。「児童虐待の疑いはすみやかに警察に相談されたい」との発表を期待しています。
全国の警察のデータベースって実は物凄くて、児童相談所がFAXで照会するような手間を取らず、すぐに居場所を特定できます。日本で一番IT化が進んでるのは実は警察だったりするんですよ。時効ですが身寄りのない友人が亡くなったとき、親族がどうしてもわからなくて裏筋から警察に依頼したら数時間で判明して驚いたことがある。公安にはスーパーコンピューターが何台もあるらしいしね。
今からシステム作るより、警察のシステムを活用すれば良いんだ!
埼玉県も児相と県警が情報共有を始めるとの事。
虐待情報、全て県警に 埼玉県方針 児相と連携強化へ
国の対応を待っていると時間がかかる様なら、この事件が起きてしまった東京こそ受動喫煙防止条例の様に率先して進めて欲しい。
受動喫煙防止条例の次はこれですよ!
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